命の贈り物



その日から孝志は毎日必ず、私と一緒に登下校した。




「ったく、ラブラブじゃない。」






昼休み




咲が頬を膨らませながら私を見る。





季節は本格的に冬を迎えていた。





「ラブラブとかじゃないって……。」





私は照れながら言う。





「まー、こうなったら言いやすくなった♪」





「何?」





「私、榊原くんが好きなの。協力してくれるよね?」





「え、涼?もちろんだよ!」





「良かったぁ〜。さっすがミサ!ねね、じゃあさ、榊原くんのこと、色々教えてよね。」






「うん、分かった。」





咲は嬉しそうに頬を染めながら微笑んだ。





前々から咲が私に相談したかったことってこのことだったんだ……。




どうして、言わなかったんだろ……?