命の贈り物




この辺、暗くなると怖いんだよね……




不気味な感じだし……




早足で歩いていると向かい側から怖そうな男たちが歩いてきた。




こういう人には関わらないのが一番だ。




私は俯きながら目を合わさないように歩いた。





「姉ちゃん、ひとり〜?」




一人の男が話しかけてくる。




私はひたすら無視した。




「ちょっと、姉ちゃん無視?」




その男は私の腕を掴んだ。




「やっ……、放して下さい!」





「お兄さんと遊ぼうよ。」




「やだ、やめて!孝志……っ!」




私は必死に男から逃げようとした。





「その子から離れろ!」





「……っ孝志……。」





「んだよ、男いんのかよ。」




そうして男たちは去っていった。




孝志は慌てて美沙に駆け寄る。




「大丈夫だった?ごめん、送ってかなくて……ごめん……。」




孝志が震える私を優しく抱きしめた。