命の贈り物



放課後になり美沙、孝志、咲は涼の家へと向かった。



「ごめんなさいね、みんなにうつしたくないのよ。」




玄関のチャイムを押すとおばさんがそう言って出てきた。




「そうですか……。明日は来れそうですか?」




孝志はおばさんに聞く。




「ええ、多分大丈夫だわ。心配しないで。」




「分かりました。あの、授業のプリントとか渡してください。」




咲は封筒をおばさんに渡した。



「わざわざ来てもらったのに本当にごめんなさいね。」




そう言うおばさんは何だか疲れているようだった。




「じゃあ、失礼します。」



私たちは頭を下げて涼の家を後にした。




「じゃあ、また明日。」




私たちはそう言って別れた。




冬は暗くなるのが早い。




自然と駆け足になりながら私は家へと向かった。