命の贈り物




涼は不安にしてる孝志を見て寂しそうな表情をした。



孝志はそんな表情を読み取ることさえ出来ないくらいの様子だ。




「……涼。」





黙っていた孝志が口を開いた。





「何だよ……?」





「いや、何でもない。少し落ち着いたから帰るよ。美沙から連絡あったら教えて。」





「あ、あぁ……。」





涼は内心ホッとした。




孝志の言葉を聞いてしまったら……




きっと───…





「じゃあまた明日。」




孝志は涼にそう行って自宅へと帰っていった。





「畜生……。」





涼はしばらくその場で頭を抱えて座っていた。





俺は……どうしたらいいんだよ……っ。






その日、美沙から連絡が来ることはなく時刻はいつもの学校へ登校する時間になろうとしていた。