命の贈り物



この二つの言葉にどれくらいの意味と想いが、込められているのだろう……?




孝志は手紙を握りしめ、涼の家へと向かった。




チャイムを押す手さえも緊張する。




「あれ、孝志。どうしたんだよ?」





玄関扉を開けて出てきた涼は驚いたように孝志を見る。





「これ……。」





やっとの思いで孝志は涼に手紙を手渡す。




「ん……?」




涼が不思議そうに受け取り、中を開く。




「どういうことだよ、これ……っ。」





「分からない……。帰ってきたら部屋の窓に挟まってて……。その前に駅で……。」





孝志は事情を涼に話した。




「……そう、か……。」




「なぁ、どうしたらいいんだよ……?」




「落ち着け。まだ分からないだろ。」





既に不安に押され負けそうになっている孝志を涼は安心させようとする。




とにかく、今は美沙からの連絡を待つしかない……。