「おじゃまします」

私は再び佑の家にやってきた。
2度目だから、今度こそ家の人に会うだろうな、って身構えて声を震わせながら挨拶をする。



「誰も居ないって」

佑はそんな私の様子を見ながら笑っていた。


階段を上がって、佑の部屋に通される。

「適当に座っててね」

なんて佑は優しく可愛く言うから、私は素直にちょこんと座った。


相変わらず綺麗に整頓されてる部屋だ。