「ハハハ!ジョーダンだよジョーダン!マイケルジョーダンだよ!」

冷汗をたらし、父がコーヒーを飲み干し席をたった。
「秋一。これからは高校生だ、色んな経験をしてこい!じゃあ、いってきまつ」

父は右手をシュタ!と上げてから一足先に家を出た。父を見送りコーヒーカップに口をつける秋一。
秋一はテレビの占いに目をやっていた。

『今日の一位は……かに座か』

その時まだ秋一は気付いていなかった。





その占いがやっている時間を………。