「はぁ〜……般若ママ、朝から二回も見ちゃったよ……心臓に悪いなぁ〜」

まだ心臓のドキドキが治まらない遥はホカホカのトーストを口にしながら通学路をゆったり歩いていた。
空は散々と照り、桜並木が一面を多い尽くしていた。
「う〜!学校たるいな〜、サボろうかな〜」

が、パンを頬張りながらすっかり落ち着きを取り戻した遥は入学早々サボりを考えていた。

回りを歩く生徒も既になく、時計の針は入学式の時間を迎えようとしていたのだった!


その時っ!