その時二人は出会った。
それは運命の赤い糸に導かれたように…

ドンッ!
と、音をたててぶつかる二人。
その拍子にしりもちをつく遥と秋一。

「いて!」
「いったぁ〜い!ちょっとどこ見て歩いてんのよっ!」

起き上がり秋一に文句をつける遥。
秋一は立ち上がる事なく唖然と遥の可愛らしい般若顔に見とれていた。

「あ…その制服……」

制服に気付いたのは遥だった。