彼方side 「おいッ!!お前が考えたんだろ?! “キスゲーム”とかいうゲーム考えたの!!」 輝は僕にプリントを みせながら怒鳴りつける。 「まぁいいじゃん♪楽しそうだし☆」 そんな輝に対して、ニッコリと 言い返す。 ……本当に楽しそうなゲームが始まろうと しているのに。 (まぁこのゲームもあの子をこさせないタメだし) 僕はそう自分に言い聞かせ、 足を教室に向かっていった。