「ここの席あいてます!!」 「いやっこっちも!!」 次々と教室をとんでいる声。 …こわっ…… 「先生、ここあいてます。」 そんなとき慌てた様子のない声が聞こえた。 「じゃ、玉城の隣なッ!」 先生がいう。 男子はものすごくブーイングの嵐だ。 「チッ玉城か、あいつにはかなわねーな」 「だってあそこあの4人組がいるし かなわねーよな」 どこかからそんな声が聞こえた。 …? 玉城…?なんかどっかで聞いたことがあるような? 「こっちこっち!」 そう思っていると、後ろから声が聞こえた。