…………?
そんな音が上の方から聞こえた。
上をむいてみるとそこには
本棚の上に座って本を読んでる薪の姿。
………サボりか………。
「薪?……なんでここに?」
そんな事を思いながら聞いてみる。
「あ?…なんだお前か近くに薪いた?」
私の声に気づいたのか、本を閉じて
答えになってない質問をしてくる薪。
彼方君…?
「え…いたけど」
「……じゃ俺逃げるわ」
私が遠慮がちに答えると、
薪は目に一瞬しわをよせ私にそういうと
休憩室を出て行った。
“最終的には着替えさせるけど”
彼方君のいった意味が
分かったきがした。

