「あの、2年4組はどこですか?」
「あっ、私が2年4組なので一緒に行きます!」
見知らぬ人はどぅやら前島隼人(まえじまはやと)というらしい。
「教えてくれてありがとぅ!ぢゃぁ、おれは明日から通うから!ばいばい!」
「あ、、、はい!さようなら!」
知らない人って同級生でもどぅも敬語になってしまう・・・。

とくに用事もないのに急いで帰った私。
玄関には見たこともないお高そうな靴(-_-)
「ただいまぁ!」
「おかえりなさい!」
母の美佐子が迎えてくれた。
「あの玄関の高そうな靴買ったの??」
「買ったわけないでしょ!あれは今日から預かることになった前島社長の息子さんの靴よ!」
「へぇ、、、って!あの社長の息子の靴!?」
「そぅよ!なにかある??」
「いや別に・・・。」
前島の社長というのは父の会社の社長なのである。
そこそこ金持なので社長の子供は「おぼっちゃま」なのである。

「おばさんただいまぁ!」
「あっ、帰ってきた♪」
「三咲さん帰っているんですか??」
「帰っているわよ!三咲に会ったの?」
「えぇまぁ!学校で少し会いました!」
「あら。そぅなの!まぁまぁ、あったかい紅茶でもあがって飲みなさい!」
「ありがとうございます!」
「三咲!!社長さんの息子さん、いらっしゃいましたよ!」
何丁寧な言葉使ってんだし・・・。
「はーい!今行く!」
と、とりあえず適当に返事をしておいた。