†Dragon Guardian†―GUIDE BOOK―


「しかしながら表面上に
出てくる意見はまるで異
なるため、当然のことな
がら次第にこの両者は対
立を深めていきます」

「――むちゃくちゃめん
どくせぇ話だな、オイ」

「そのような状況に素早
く目を付けたのが国民、
強いて申し上げるならば
後の“帝政律館”の創設
者にあたる方々でした」

「はあ!?帝政律館!?益々
意味分かんねぇよ……」

「え、えっとすぐにご説
明しますからもう少しだ
けご辛抱ください。では
話を続けますが、彼らは
ドラゴンを守る重要性や
それにより得られるメリ
ットを提示しながら徐々
に守特構の母体グループ
へ近づいていきました」

「まだ納得できねぇけど
取りあえず続けてくれ」

「はい、ではお言葉に甘
えて。彼らは昔からドラ
ゴンと協力して生活を営
んでいたこともあり仲間
意識が相当強かったらし
いのです。そのためドラ
ゴンが一方的に差別され
る現状には非常に不満を
抱いていました。ですが
いざそれを訴えようにも
当時は聞き入れてくれる
機関もなければ、彼らだ
けで強い権力を持つ国家
に対抗出来るわけでもご
ざいませんでした」

「も、もしかして!?」

「ええ。そのような状況
と先程お話した両者の対
立を踏まえた上で、彼ら
は国家と同等の母体グル
ープを引き込みドラゴン
保護機関を設立しようと
日々力を尽くしました。
その努力の甲斐もあり、
最終的には現在で言うと
ころの“守特構”が出来
上がったそうですよ」

「しゅ、守特構って意外
とディープな歴史を辿っ
てきてたんだな……」