「おいおい~。端境くーん。何してんの??」

ビクッ

俺は名前を呼ばれて、ビクッと体を震わせた。


 「・・な・何ですか??」


振り向きつつ、声をあげる。
心なしか声は裏返っていた。


やっぱり。

そこにいたのは、見慣れた3人組。
いつも俺をイビってくるひとつ上の先輩だ。


あぁ。
今日もか・・・・。

いつも俺は、
ジュース買ってきて
万引きして
告白して。

いわゆるパシりとかゆーやつをしてる。


どうしてこうなったのか。
なんか、俺自身にも分からない。


でも、いつの間にか俺はいつもこんな情けない姿になってた。


 「今日もさ、ちょっとおつかいしてくんない?」

はぁ。
またかよ・・・。

 「・・はぁ・・・」


 「んだよ、その気合のねぇ返事は!!!」