キーンコーンカーンコーン――… 1時限目始まりのチャイムが誰もいない北階の4階に響きわたる あたしは暖かい窓際の席に座り、早くも眠たくなってきてしまった 睡魔と戦いつつ、作文を書き始めようとした そのとき... カツ カツッ カツ カツッ―― 誰かの足音が聞こえた