あたしは早坂翔真を見上げた



早坂翔真はアイスを受け取らないあたしに いらないの? というような表情を向けている





「..あたしなんかのためにわざわざ買ってくれなくてよかったのに」



そういって、早坂翔真の手の上のアイスにゆっくり手を伸ばした




その瞬間、早坂翔真のアイスの乗っていない反対側の手が、スッとあたしの腕を掴んだ


何!? と思ったときにはもう遅かった





あたしは




キスされ...

そうになった