そぉして、 初対面の女を背後から抱き、 耳もとで囁くように言って、耳たぶをくわえる。 やって来たのは、 ハヤト だ。 私が無理に引っ張ったワケではない。 店内にリホを残し、 リッチにタクシー帰りする男達を、見送りにきた私を、 追ってきたのは、 ハヤト だ。 呼んではいない。 勝手に追ってきたのは、 ハヤト だ。 リホが呼んだね………。 二人きりになるチャンスを仕掛け、こうなることは予測の範囲だったのは、 私。 だけどね。