「ヒロっ…」 そう、 汚ったないタオルを突っ込まれる瞬間放った私の声に、 「愛してるよ。 ユキ…」 と。 知らないヒロが、 放った…。 どうせなら。 汚ったないタオルを、 この、 嘘しか聴こえてこない腐れ耳にも 突っ込んで欲しかった…。