19:21。 もう、フツウ待ってないでしょ…。 大体。 私がこうして携帯を手に取っている保障もないのに。 『勘弁してよ。 花火だって始まってんでしょ。 バカじゃない。なんでいるのよ。 痛いよ…。』 「うっせぇよっ! はっはっはっ! 馬鹿めっ!!! 思わず電話に出ちゃったな!」 「………。」 「代われっ! ハヤトに代われっ!! 俺が丁寧に丁重に、本日のお泊り権を俺に譲って頂く!」