そして。 是が非でも、 ソレをまかり通す、 威圧感。 私が、 ソレが欲しくて、 ヒロを選んだ。 そんな。 選んだ理由なんか、 わざわざ言う程、幸せボケはしていない。 なのに。 そんな、 緩んだり、 睨んだり、 時に、 “お前が此処にいるのは 当然だ。” という、 音にはならない、 余裕と威圧の顔を… 私は此処にいて良いんだ。 という、 安心を与える 顔を。 ヒロは見せてくれるから。 私が、そう、 感じるのは、 何も不思議なことではなかった――――