「ぷっ。」 「何よ。」 「いや?」 「あんたのせいでしょ。」 「まぁ、な。」 「まぁ、な。じゃないでしょ。リホ死んだら花輪あげなさいよ!」 「いやぁ。死なねぇだろ。そんな乙女じゃねぇだろ。あぁーあ。ユキ、サイテー!!!」 ハヤトは、笑いながら、 尚も前だけを見て言った。 悪気とか、反省とか、 そんなものは微塵もない。 そういう奴だ。 何で、リホは気付かないんだろう。 こいつは、 見た目だけで、 あ、 あと、成金ってだけで、 なぁーんにもいいトコなんかない。