「・・・・・・・・・。」






 目に映ったのは、男の子。
 ラフでちょっとパンクな服装に、頬にはハ
 ート模様のペイント。
 服は上下とも片方短くカットされている。
 綺麗で整った顔立ちだが、幼さを感じる。
 ほどよく癖のある髪に緩く伸びた襟足。
 そして極めつけは猫耳、尻尾、肉球ハンド
 だ。
 可愛いけどかっこいいという感じがする。







 「猫・・・・・。」



 「むっ、失敬な。まぁ猫だけど。」



 「あっ、この声・・・、落ちる時に聞こえた
  歌と、同じ声だ。」



 「ようこそ、ラピス♪」