明日の樹吏の態度が気になって
夜も寝れなかった。


だけど。



「よっ!お前、今日も眠そうだな」

「…うっさい」



いつもと変わりない樹吏だった。


安心したと同時に
「あの笑顔には裏がある。」

そんなことを思ってしまった。


だってさ、忘れられない。

昨日の樹吏。


あんな妖しい笑みも、
真っ直ぐな表情も

初めてだったんだもん。