人間のするような
ことじゃない。


………悪魔だ。


思っていても
口に出せなかった。

しかし、体は正直で
勝手に彼女のところに
行き、目線を合わせていた。


自分でもおどろいた。

「あ″?なんだてめぇ、こいつを庇うき?」


またまた口が勝手に動き。下から睨み付け

「かばうも何も、困っている人を助けることはあたりまえのことでしょ」

私は行くよと言って
無理矢理彼女を立たせ
屋上に連れていった。