「いたたたたっ…」 誰よ。 引っ張ったのは。 掴まれた腕。 その腕には…龍が刻まれていた。 「……っ」 「へぇーお前が雄大の女?」 私の上から降ってきた低い声。 …え…? この人、雄大を知ってる? おそるおそる顔を上げる。 目の前には綺麗な顔立ちをした男が一人。 金髪でピアスが光る。