雨のち晴れ

幼いあたしの心には

いつも雨が降っていた。

そんなあたしに

傘をさしてくれたのは

大好きなおじいちゃんでした。

そんなあたしから

雨雲を除いてくれたのは

愛する母でした。

そんなあたしに

光を射し込んでくれたのは

愛する彼でした。

そんなあたしを

温めてくれたのは

愛しい我が子でした。


そんな今のあたしの心は

雲一つない晴天―。