いつだったかな。 たしかあの日は風が強かった…気がする。 思い出そうとするたびに。 体と心が邪魔をして。 春風になびく桜の道を 手を繋いで歩いてた。 小さい背に担いだリュックが キツく肩をしめつけて 歩いた足は痛かったけど なんでだろ。 幸せで幸せで何にも考えてなかった そう…そんな気がするんだ。 ぼんやりと。 幼い頃の 私。