暁の王は翡翠の姫に永遠の愛を紡ぐ

興味ーーあるかもしれない。


“ふーん?まあいいや。出店もいっぱい出るし、美味しいもの食べれるよ。メインは星神様に祈って、その人に必要なものを与えてくれるってやつ。これからの行き先のためにも、参加は賛成”


暁はもしものために、リオンから教えてもらった香草や木の実を採っていくことにした。大方泉の近くで集められるものが多い。簡単に荷作りして、その場を後にした。

道中道に迷うことはない。暁の中の少年が道案内をしてくれ、どこを気をつければいいかもちゃんと教えてくれる。


そのおかげで、思ったより早く抜けられたのだった。


森を出てからはそう歩くこともなく着いた。目と鼻の先に村はあって、星祭りの装飾が至るところに飾りつけられている。