暁の王は翡翠の姫に永遠の愛を紡ぐ

本当は。


本当は、一緒に行きたかった。行けば、よかったんだ。



“暁さん”


あの声が、あの笑顔が、遠い。



リオンから貰ったハーブティーの爽やかな香りが、今は痛い。