「武浩ッ!!!」




飛び込んできたのは、カーテンからもれた光。気づけばもう朝だった。



あ…、私いつの間にか寝て……



机にうつぶせていたためか、あらゆる関節がきしむ。ゆっくり立ち上がって大きな背伸びをした。



夢……



久々に見た武浩の顔。それが夢だとは思えなくて、今でも私の心を締め付ける。電話のそばに置いた写真立てを手に取る。あのころと変わらない武浩の笑顔がそこにはあった。



なんで……




武浩、なんでなの……?




なんで武浩が……





「会いたいよ……、武浩………」




私はその場に崩れ落ち、落ちた涙は床を濡らした。