「‥あれ、お前覚えてないのか‥‥?」 瑠威クンは、びっくりしたような顔でこっちを向いた。 「俺たち、昔は幼馴染みだったんだよ。フランスでガキの頃しょっちゅう遊んでたしな!」 そうだったの‥? 幼い頃のことなんか私は全然覚えてナイから。 すっかり忘れていた。 「じゃぁ、もしかしてあの約束も覚えてない?」 約束‥‥? 私はなにひとつ思い出せないままだった。 「そっか。覚えてたのは俺だけか。」 瑠威クンは、急にさっさと歩き始めた。