「返事は!!」 「はぃ‥!」 「よろしい。着席なさい。」 私は、バレないようにこっそりため息をつきながら席に座った。 自由気ままな私には、この学校は全然合ってない。 ‥まぁ、幼稚園からエスカレーター式に通ってるからどうにもなんないけどね‥。 「ドンマイ。」 隣の席の祐香に囁かれた。 ― ホントにドンマイだよなぁ‥。 私は、ちょっと反抗的な生徒。 だから、先生たちの目の敵にされてるんだ。 しかも、私は頭悪いから‥。 ますます怒られる、ってわけ。