俺様王子と甘い同棲


「こうでしょ!?」



ヒステリックに怒鳴ると先生は、お手本として弾き始めた。



「はい‥。」


「もう1回!私のように完璧に弾きなさい!!」



─ 完璧って‥。自分で言うなよ‥。



心の中で毒づきながら、私はまた弾き始めた。



「違うってば!なんでそんなにデキナイわけ!?」



そんなこと‥。


鬼のようにつり上がった先生の眼を見ていたら、涙がこみあげてきた。



「なに泣いてんの?今日は頼りになるお父様もお母様もいないわよ?」