「ったく、お父様はなんで承諾したのよ──‥。」 私は、リビングのテレビの前で愚痴をこぼした。 フランス国王からの申し出を、お父様は二つ返事で了承したみたい。 「まぁ、イイじゃナイですか。」 メイドの梨花がなぐさめてくれる。 「よくないしッ!!てか、空き部屋あるでしょぉ?」 「今は、使用人の部屋を除いて3つ空いていますね。」 「だったらそっち使ってよ〜!」 「あ、邦人様から3つの部屋を封鎖するようにいいつかっております。」 ‥てことは、もう逃げ場はナイんだ‥。