みんな、瑠威クンに好印象を持ってるみたい。 和気あいあいと話しているなか──‥。 私は、黙りこくっていた。 「‥莉奈様?大丈夫ですか‥?」 メイドが心配して聞いてきてくれた。 でも、私は首を振って大丈夫だと伝えた。 ─ カッコよすぎて意識しちゃってるなんて言えないから‥。 向かいの席に座る、瑠威クン。 私は、これからを思って、かなり緊張していた。 「‥‥。」 チラッと、瑠威クンを見ると眼が合った。