「あぁ、実力テストがあるんだよ。 成績には関係ないらしいが、赤点数によっては朝課外強制参加らしいんだ;」


「あちゃ~; どこの世界でも学生はやってること同じなのね~」


そう言って、机の上にある物を見て回るシャルロット


「シャルのところでもそうだったのか。てか、お前いくつなんだ?」


「私?あなたと同い年よ。って、言っても、この時代の地球に来るまで、亜空間でそれなりの時間が過ぎてるだろうけど」


「んじゃ、実はお前オバ・・・」


グザッ


「痛ってー! シャーペンを手に突き刺すな!!」


「言ってはいけない事を言おうとしたからよ! それに、液体となってる時間は身体の活動は停止してるし、年は取らないの」


「なるほど・・・・・ って、あぁ~もぅ!」


「な、何よ一体!」


突然机に突っ伏し、驚くシャルロット


「やる気が・・・。大体、お前が話しかけるから、折角やる気出てたのに、やる気削がれたんだろうが」


「人のせいにするなぁ!」


「はぁ、シャル~ お前、未来から来たんなら頭が良くなる道具とかないのか?」


突っ伏したまま、シャルロットに視線を向け、言う


「ないわよ。頭にコンピュータチップ埋め込んだりする技術ならあるみたいだけど」


「・・・。なんかそれ、こえーな;」


「まぁ~ねぇ~。ここん所を切り開いて入れるそうよ?うりうり~♪」


突っ伏している勇輝の頭の上に乗り、こめかみ辺りをつつく


「くすぐったいからやめろ」


「やぁ~めなぁ~い♪♪」


結局、その夜は勉強どころではなくなってしまい、そのままベッドの中へ吸い寄せられる勇輝だった。