「ん?これは」


「あ、あわわ>< 色々あって潰れちゃってるよ;; ご、ごめんね・・・?今度、また作り直すから!」


そう言ってケーキを仕舞おうとする由衣、だが


「んぐんぐ、ふぅ、おいしいな」


そう言って笑う勇輝


「・・・・。あり、がとう・・・・。」


そう言って泣き崩れる


「あ、あんたねぇ! 私の由衣を泣かすんじゃないわよ! バカ勇輝!!」


「って、彩音>< コブラツイストやめろ!! 傷に響く!!!」


「あ、あんたは鈍感なんだから、これくらい痛くないでしょ!? ショック療法よ!!」


「うぐぁぁ~ギブギブ!ギブミーチョコレート~><」


この日、勇輝と由衣の距離がまた少し、縮まったのかもしれない。だけど、未来がどうなっているかなんてわからない。そう、誰にも・・・・。


「ん?北條?どこに電話してんだ??」


「決まっているだろうが斗賀野! 警察に、この3人組みを通報だ。あれだけの騒ぎを起こしたんだ、他にも警察に連絡が言ってるかも知れんが、一応なw」


「抜け目ない奴だな・・・」


「はっはっはw 褒めるな褒めるな!」