「坂内!! お前、余裕そうだなぁ~俺のHR中に女子と仲良くお喋りとはなぁ」


「ち、違うですよ先生っ」


慌てて弁解しようとした勇輝の言葉を雪乃が制して言う。


「違うんです・・・・」


「ちが、うんです。。。。」


机を立ちあがって言った雪乃だったが、突如机に突っ伏する様に泣き崩れる


「白瀧! 坂内ぃぃぃ!!お前、何をしたぁ!!!」


教卓を叩き、スカウターが壊れんばかりの形相で怒りを露わにする伊集院先生


(ちょ、ちょっと待て・・・俺、何したんだっけ?えーと、えーと)


「うっ うっ うっ ひくっ。。。坂内君が。。。。」


過剰すぎる雪乃の泣きにわたわたする勇輝


「坂内っ、きさまぁ~」


先生のボルテージが上がって行く


「勇輝っ! お前がそんな奴だったなんて思わなかったぜ・・・今日から俺とお前は親友でも何でもねー!!」


翼が机を思いっきり叩き、叫ぶ


「にぃさん・・・・ばか・・ばかぁー!! 信じてたのにっ 信じてたのにっ!!」


目に涙を浮かべ両手で顔を多い隠し崩れ落ちるひな。


それを抱き支え、慰めるように背中をさすり、彩音が言う


「アンタ、最低ね。もぅ アンタなんかと話す事はないわ・・・さようなら」


「坂内くん。。。坂内くん。。。何かの間違えだよね。。。?」


由衣が勇輝の腕を握って、すがるような目で言う。


「早川さん、ち 違うんだよ!」


勇輝もどう弁解していいかわからず、そんな言葉しかでない


「由衣っ! そんな男に近づくんじゃないよ!!」


彩音によって無理やり引きはがされた由衣は彩音の胸で泣いていた。


「坂内・・・。」


真剣な表情の北條。