天使の羽衣

「宝の地図だよ、宝の地図。漢字で書かなきゃ分かんない?」

どうして理解してくれないの、という小さな怒りが感じ取れた。

俺はこういう場面にめっきり弱いタチなので、

「はい、分かります」
と、生徒のように答えた。

「で。手伝ってくれるの?くれないの?」

ここで断ろうものなら、とてつもなく恐ろしい目にあいそうな気がしたので、
俺はやはり、

「はい、手伝います」
と、生徒のように答えた。