「…だめだ」
「ええぇ〜〜ッ?!」
放課後、計画の内容を圭に報告したんだけど…。
即刻、断られてしまった。
「なんで、行こうよ! 遊園地だよ? あの新しい!!」
『いいよ』と言ってもらえると思い込んでいたわたしは、大きなショックを喰らった。
だって、即刻『だめだ』だよ!?
もうちょっと考えてくれても!
「新しいとこなんて、尚更だろ。 人が集まるだろうし、うちの学校からも行くヤツいるだろうな」
「………ぁ。」
……そっか。
確かにそうだよ。
わたし、初デートってことに集中してたけど…。
これで付き合ってるの、ばれちゃったら。
「佳奈恵は、俺に仕事やめさせたいの?」
メガネ越しに見える圭の瞳は、暗くて冷たい。
声にも感情は感じられなくて……。
もう、今の圭はクールを通り越して“怖い”。
「……ごめ、ユリちゃんには、断っとく…し」
やばい。
声と手が震えてきた。
圭から放たれてるオーラは、悪魔のようだ。
わたしの理想のデートはできなくたって、圭とは付き合えるだけで幸せなんだよね。
わたしたちの関係じゃ、ここが限界……かな。
「なあ佳奈恵、……キスしてくれないか」
「………え?」

