先生or生徒?!

何回タッチしただろう。

20分たって、やっと全員つかまえることに成功した。


……つ、疲れた……。



「「もう一回やりたぁい!」」


………は?


「「鬼、したいです!!」」


おぉぉぉ!……
会場は熱気に満ちている。


「えぇぇ?」

やだよ!
疲れたもんっ(`∧´)


「「もう一回、もう一回…」」


やばい。
…もう一回コールが始まってしまった……。


しょうがないかぁ。


『…最後、ですからね!』

マイクを握り、最後を強調して声を放った。



「「よっしゃあ!!!」」


なんだかんだ言っても、高校生なんてまだこどもだ。

遊びたい時期。
(↑意味、ちょっと違くないか?)



鬼、やりたい人〜!と呼びかければ、たくさんの生徒が寄ってきた。


さっきよりは、早く終わってくれそうだ。



「じゃ、10数えてからスタートしてくださいね」
「はーい!」


わたしは鬼たちに、簡単な説明をすると、逃げるべく走り去る。


離れた反対側の壁についた頃には、すでに鬼がスタートしていた。



………って、えぇぇ!!?


なんで?!
圭が、こっちに走ってくるんですけどぉ!!!