先生or生徒?!

「小宮、また明日な」
「うん、バイバイ。岡本くん」

岡本くんはあいさつしてくれたけど、気まずそうな声。

……勘違いしないでね。


「勘違いじゃないだろ、佳奈恵」
「圭っ!」

なんでわかったの!?
わたしが考えてたこと!!


「佳奈恵の考えることくらい、わかるんだよ」

また!!?

圭ってば、エスパー使えんの?!


くくく…、と声を押さえて笑う圭。

「カオに出てるよ」

え゛っ?


わたしは慌てて自分のカオを撫で回す。

まだ出てるのかなぁ?


「もぅ、可愛いすぎ」

ちゅ。


圭は素早く口づけた。
……やっぱり上手いよ。


わたしの目を見つめて、もう一度近づいてくる。

わたしはゆっくり目を閉じた。


「……んっ」


わたしの微かなすきを見逃さず、挿入される圭の舌。

口の中を味わうように舐め回され、今にも意識が飛んでしまいそう。


「んぅ、ふ……っ」

わたしは圭に応えようと舌を伸ばし、絡める。


激しい口づけの後、圭が囁いた。


「積極的じゃん」