「僕も本音を言うとね、なっちゃんがこわい。」 なっちゃん…久しぶりに聞いたあだ名。 保育園の時に聞いた以来だ…。 「僕だって同じだよ?なっちゃんはすぐに一人で行動しちゃうから 僕は置いていかれてしまう。まるで、僕なんて必要ないみたいで…。」 「ちがっ…!」 否定しようとするあたしの頬を触り、涙を拭う。 「だから、いじめたくなっちゃった♪」 へ・・・? 蘭は無邪気に笑う。 「鈍感なっちゃんへの復讐計画だよ♪」 「はぁーーーー!!??」 あたしは叫んで蘭の服をつかんだ。