「ねぇ、もしかして返事って先延ばしされた?」
「…はい。」
やっぱり…図書館で言ってたのはこの子なんだ…。
「リーダー…。」
石村は不安そうにあたしを見つめる。
「リーダー…あたしの代わりに…久保田蘭に復讐してもらえませんか?」
「え・・・。」
あたしは固まった。
「無理なお願いとは承知です。
ですが…私じゃ久保田蘭の顔を合わすのがつらくて
復讐する事が出来るか分かりません…。」
久保田蘭に復讐・・・。
蘭に復讐・・・。
「受けて立とうじゃないッすか!お嬢さん☆」
あたしの声は急にハイテンションになる。



