「返事は…?」


あたし…声が震えた。


なんだろう、この胸がキューっと締め付けられた感じは…。



蘭はカバンのフタを閉めて言った。



「まだ返事してないけど…OKしようかな?って…。」



彼は微笑みながら"じゃあまた明日"と言って図書館を出ていった。



今のあたしにとっては、



明日なんか来ないような気がした。