男に触りたくもないし触られたくもない。 あ~!考えただけで今日の朝に食べたミックスジュースが他のものとミックスされてリバースしそうだ。 そんな感じで昨日はずっとミックスジュースに悩まされたものだ。 「あっ!アンドーナッツ!」 男の声。 しかも、明るい声のトーンで聞くのは初めてだ。 「あっ、常葉飛鳥。」 振り向くと常葉飛鳥が手を振ってあたしの所を歩いてきた。 「なんだよ、フルネームって。」 「じゃあ、ハートブレイクの王子。」 「容赦ねぇな、お前って。」 常葉飛鳥は苦笑する。