「どういうことだよ…。」 常葉飛鳥はあたしを睨む。 「お前はその女に騙されたんだよ。」 「はぁ…?何言って…」 そのとき、何かが飛んでくる音が聞こえた。 ヒューーーーーーッッ 「危ねっ…!」 常葉飛鳥があたしを抱いて倒れこんだ。 こちらに飛んできて壁にぶつかったのはカバン。 なっなんだ…!? 起き上ると目の前に柔道部の男が立っている。 「常葉飛鳥ってお前だよな?」 大きな体格で上からギロリと睨まれると威圧感を感じる。