あたしは一条に向きなおる。 一条はあたしを力なく睨む。 ≪もうお前と付き合うの疲れた。別れよう≫ この言葉から芽生えた復讐心。 そして、美麗高校に入学した時から始まった復讐計画。 今まで数多くの人に迷惑かけた幼稚ないたずら。 それが今日ここで幕を閉じる。 あたしは大きく息を吸ってあの曲を歌った。 これで全部おわり。 「♪~♪~♪~」 お別れの切ないラブソングを 君に。 『贈る言葉』 歌い終わりあたしは一条を見てニッコリと笑った。 「バイバ~イ♪」