男子敵対復讐令!



「なっちゃん?僕は男だけど…だけど…なっちゃんの幼馴染でもあるんだよ?」


あたし、いつも蘭を困らせてる。


でも、そんなあたしの傍に付いていてくれたのは蘭だから…。



「蘭…。」


肩が震える。


まだ蘭のことを直視できない。



あたしはうつむいたまま蘭に伝えた。



「あたし…まだ一条のことが好きみたい…。」



「え…?」


蘭の顔が引きつるのが分かる。


ごめん…蘭…。


だけど、このことを吐き出さないと自分が壊れそうだから…。